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作者:秘翠 ミツキ

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作:秘翠 ミツキ

旦那様は他人より他人です 〜結婚して八年間放置されていた妻ですが、この度旦那様と恋、始めました〜

王妹の娘ルーフィナは、八歳の時に両親を事故で亡くした。大人達がルーフィナの引取り先で揉める中、ルーフィナはヴァノ侯爵の令息クラウス・ヴァノ(二十歳)へと嫁ぐ事に決まる。だが嫁いだその日、ヴァノ家本邸から随分と離れた別邸に連れて行かれ、クラウスは何も言わず帰って行った。それから八年間、クラウスは一度も会いに来る事はなくルーフィナは広い屋敷で使用人達と共に暮らしていた。周囲からは別居している事も白い結婚という事も認知されており、婚姻しているにも関わらずルーフィナの元には日々お見合いの話が舞い込んで来る。そんな中、ルーフィナは十六歳となり社交界デビューする事になる。そして八年振りに夫のクラウスから連絡がきた。どうやら舞踏会でルーフィナをパートナーとしてエスコートしてくれるらしいが……ルーフィナはそれを断った。その理由をクラウスの執事はこう説明をする。 「既に別の方とお約束なさったと仰っていらっしゃるらしく……クラウス様とご一緒は出来ないと……」 「……は?」 自分の妻に振られたクラウスは呆気に取られるが「何時も通り、彼女にお願いするから問題ないよ」としれっと話す。 ヴァノ侯爵夫妻は、それぞれ別のパートナーを伴い舞踏会へと向かう。 ※この作品はアルファポリス、エブリスタにも掲載されています。

更新:2024/1/15

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作:秘翠 ミツキ

ごめんなさい、お姉様の旦那様と結婚します

君を抱くつもりはない、初夜に彼からそう告げられたーー。 しがない伯爵令嬢のエーファには、三つ歳の離れた姉がいる。姉のブリュンヒルデは、女神と比喩される程美しく完璧な女性だった。端麗な顔立ちに陶器の様に白い肌。ミルクティー色のふわふわな長い髪。立ち居振る舞い、勉学、ダンスから演奏と全てが完璧で、非の打ち所がない。正に淑女の鑑と呼ぶに相応しく誰もが憧れ一目置くそんな人だ。  一方で妹のエーファは、一言で言えば普通。容姿も頭も、芸術的センスもなく秀でたものはない。無論両親は、エーファが物心ついた時から姉を溺愛しエーファには全く関心はなかった。周囲も姉とエーファを比較しては笑いの種にしていた。  そんな姉は公爵令息であるマンフレットと結婚をした。彼もまた姉と同様眉目秀麗、文武両道と完璧な人物だった。また周囲からは冷笑の貴公子などとも呼ばれているが、令嬢等からはかなり人気がある。かく言うエーファも彼が初恋の人だった。ただ姉と婚約し結婚した事で彼への想いは断念をした。だが、姉が結婚して二年後。姉が事故に遭い急死をした。社交界ではおしどり夫婦、愛妻家として有名だった夫のマンフレットは憔悴しているらしくーーその僅か半年後、何故か妹のエーファが後妻としてマンフレットに嫁ぐ事が決まってしまう。そして迎えた初夜、彼からは「私は君を愛さない」と冷たく突き放され、彼が家督を継ぐ一年後に離縁すると告げられた。 ※この作品はアルファポリス 、魔法のアイランド、エブリスタにも載せています。

更新:2023/5/24

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作:秘翠 ミツキ

【拝啓、天国のお祖母様へ】この度、貴女のかつて愛した人の孫息子様と恋に落ちました事をご報告致します。

望まない結婚を回避する為に、美青年、文武両道、王太子の側近、公爵家嫡男の将来有望過ぎるレンブラントと偽の婚約をする事になった侯爵令嬢のティアナ。 だが偽りの婚約者であるティアナを何故か彼は、本物の婚約者として扱ってくれる。そんな彼に少しずつティアナは惹かれていき、互いの距離は縮まっていくが、ある日レンブラントを慕っているという幼馴染の令嬢が現れる。更には遠征に出ていたティアナの幼馴染も帰還して、関係は捩れていく。 ◆◆◆ そんな中、不思議な力を持つ聖女だと名乗る少女が現れる。聖女は王太子に擦り寄り、王太子の婚約者である令嬢を押し退け彼女が婚約者の座に収まってしまう。この事でこれまで水面下で行われていた、王太子と第二王子の世継ぎ争いが浮き彫りとなり、ティアナやレンブラントは巻き込まれてしまう。 ◆◆◆ 偽婚約者、略奪、裏切り、婚約破棄、花薬という不老不死とさえ言われる万能薬の存在。聖女と魔女、お世継ぎ争い……。 「アンタだって、同類の癖に」 ティアナは翻弄されながらも、運命に抗い立ち向かう。 *この作品は、アルファポリスと魔法のアイランドにも掲載しています。

更新:2022/11/4

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作:秘翠 ミツキ

落ちこぼれ令嬢と引きこもり王子

「落ちこぼれのお前でも、これくらいなら出来るだろう」 父から差し出されたのはまさかの婚姻契約書だった。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 名門ヴィアラット家の落ちこぼれ侯爵令嬢、アウレリア。優秀な兄2人と違い、アウレリアだけが平々凡々だった。特別に秀でたものはなく、貴族令嬢としての嗜みである立ち振る舞いからダンス、裁縫、演奏など全てにおいて平均又はそれ以下……。 そんなアウレリアは、兄達から「お人形ちゃん」と皮肉を込めて呼ばれていた。その理由は、容姿端麗なヴィアラット一族の中でも、飛び抜けて美しいといわれ、アウレリアの唯一の取り柄だからだ。中身は空っぽだが、外見はまだマシとの意味らしい……。 そんなある日、滅多に帰らない父から屋敷に戻るなり、アウレリアは呼び出された。 「落ちこぼれのお前でも、これくらいなら出来るだろう」 父から差し出されたのはまさかの婚姻契約書。 その婚姻契約書に、社交界でも引きこもりと有名の第五王子の署名捺印を貰ってくるように言われる。 しかも、もし王子から署名を貰えなかった場合、ヴィアラット家から追い出すとまで言われてしまって……。 気乗りしないアウレリアだったが、仕方なしに第五王子が引き篭もっているらしい離宮へと向かうのだった……。 *この作品はアルファポリスでも掲載されています。

更新:2021/5/21

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